■1. 原料受け入れ
 ■2. 重量計測 
 3. 精麦(検品・異物除去)

 循環式精麦機にて目視検品、異物除去を行います。


 小麦には雑穀や草の実などが混じっている時があるので、粉にする前にこの循環式精麦機で小麦以外の雑物を取り除いていきます。
  ※循環式精麦機
 ■4. 製粉作業(ロール式製粉機)

 ・小麦粉(地粉)に製粉します。

 製粉は下記の作業を循環して行います。小麦の硬度によりますが、1俵(約60kg)製粉を行うのに1日かかります。

 【1.タンクに貯蔵】→【2.粉砕】→【3.ふるい分け】→

 【4.コンベアにて原料タンクへ】→【1.タンクに貯蔵】→【2.粉砕】→・・・


  ※製粉機 全体写真
 ・【粉砕作業について】

 粉砕はロール式で行います。ロール式とは、中に入っている2つのローラーを回転させ、その間に小麦を通すことで小麦を砕きます。


 小麦は外の皮が硬く、内の胚乳部が軟らかいので、最初からいきなり細かく砕かず、数段階に分けて少しずつ細かく砕いてゆき、最後にきめ細かいサラサラな粉にしてゆきます。
  ※ロールの写真
・【ふるい作業について】

 絹製の2枚の篩い網(ふるいあみ) が入っています。そこへ粉砕された小麦を通すことで小麦粉とふすまを大きさの違いで分けています。


 2枚の篩い網(ふるいあみ) は「絹製」で、製粉した粉を受ける箱は「木製」となっております。製粉工程の中で受けた熱を絹のふるいで吸収し、小麦粉を木製の箱で落ち着かせます。



 粉が熱を持つと、せっかくの小麦の風味がとんでしまうので、製粉作業において、仕上がりの粉に熱を持たさないようにすることがポイントになります。
  ※ふるいの写真

※製粉直後の小麦粉
    ■4.2 ふすま(小麦の表皮)の袋詰め
   
    製粉作業終了後、製粉機よりふすまを取り出す。

  ※ふすまの写真
 ■5. 計量・保管


 製粉した粉をクラフト紙に入れ、低温倉庫にて保管します。
低温倉庫の設定は冬季を除き13℃になっております。
  ※低温倉庫